分かりづらい「やねうら王改造要請」について

電王トーナメントの後に1週間だけソフトを修正する期間が与えられていたそうです。
 
やねうらおさんは、電王トーナメントに間に合わせるため、自身の仕事を先送りにしていたと。
なので、電王トーナメント直後の1週間を渡されても作業ができない。
そこでドワンゴ「嘘つけないように開発機材を全部提出してもいいから、1週間は1週間のまま、その修正用の1週間を後ろにずらしてくれ」と頼んだ。
 
で、実際その1週間の作業をする際。
やねうらおさんは「ソフト修正期間の開始が後ろにずれこんだだけ。元々のルールに思考部に手を入れてはいけないというルールは無いので、特に問題と感じず思考部にも手をいれた」「そもそも思考部でフリーズするのに思考部いじらないなんてありえないし」
ドワンゴは何故か「思考部に手を入れない約束だった」と主張。
これは「棋士の研究が無駄にならないように配慮する」という約束の曲解だと思われる。
一方、やねうらおさんも、いざ改造してみたら棋士の研究が無駄になるような指し手に変化してしまった」
 
これは「コンピュータ将棋の要たる評価関数には手を入れていないのだから、指し手は大きくは変化しないだろうという読み」そのものが甘かったと本人談。
※実際に指し手が大きく変わったのかは未検証?
 
また「そんな簡単に強くなるなんてことは無いだろう」と甘い心持ちのままで居たので、結果として佐藤六段を怒らせるような発言をしてしまったもよう。
(佐藤六段はマジで困ってるのに「またまたご冗談をw」みたいな返しをしたのかな? 温度差が酷いので喧嘩にもなる)