私見による、分かりづらいところQ&A

Q.新やねうら王は探索部がごっそり変わったらしいが、それってルール違反じゃないの?

A.ルール違反ではない
ソフト修正期間中の修正方法に、特に制限は無かったようなので。
※ただし、方法はともかく結果は旧Verとほぼ同じにして欲しいと約束はしていたもよう(後述)

Q.新やねうら王が3月になってから出てきたのは何故?

A.やねうらおさんの仕事の都合
本来ソフト修正期間は電王トーナメント直後だったが、やねうらおさんの仕事が立て込んでいたため順延になった。
そのことについては、ドワンゴも了承しているので問題ない。

Q.なぜ佐藤六段は怒っているの?

A.研究結果が無駄になるほど変化していたから
ソフト修正期間の順延の際「その間の棋士の研究が無駄にならないようにする」という約束があったが、実際は大きく変わって研究が無駄になってしまったため。

Q.なぜ「研究が無駄にならないようにする」が守られなかったの?

A.やねうらおさんの見通しが甘かったから
探索部は大きく変えたものの、コンピュータ将棋の要たる評価関数をいじっていないで、大きく変わるとは思わなかった。
やねうら王の独特な仕様上、旧版とのテスト対局なども上手くいかなかったため、推測でたぶん大丈夫だろと考えてしまった。
ただし「研究が無駄になるようなことになった」場合には、旧やねうらお王を使うなどの提案もしていた。
また、佐藤六段も「旧でも新でもどちらでも良いよ」とおっしゃっていた。
 
その上で新やねうら王を推したのはドワンゴ

なんで今更新事実がぽろぽろ出てくるの?

A.ドワンゴの秘密主義
やねうらおさんが、ソフト修正&順延の話をした際に公にして欲しいと頼んだそうだが、ドワンゴは公表しなかった。
結果が炎上。

Q.全ソフト24点法への対応を迫られたと聞いたのだけど

A.やねうらおさんのブログによるとそうらしい
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20140227#c1393567501
一方、Ponanzaは27点法のまま
http://d.hatena.ne.jp/hiraoka64/20140317/1395072154

私の聞いたところ、24点法への対応の為のプログラム修正自体、Ponanzaはやっていないとのことです。

 他のソフトについては未確認です。

 (ソフトを修正していない場合、27点法に基づいて動作します。27点法で宣言した場合は、立会人が判定することとなっているようです。)

24点法については、会見生放送のコメントでNGワードにされていました。
※私がニコ生中に3回は入力した「24点法についての説明は?」というコメントが、タイムシフト上で見当たらないので間違いないかと。

Q.24点法への変更について何故告知がないの?

A.全ソフトがレギュレーション違反したという事実を隠したいから
02/27に24点法への変更命令が開発者に下りました。
この時に対応したソフトは全てレギュレーション違反です。
※上に書いたとおりPonanzaは対応していないとのこと
 
そうなると電王戦は全て茶番化してしまいます。
特に第一局の菅井竜也五段が
「(200局以上研究したが)28手目の△4三金から▲7八飛、△7二飛は初めてでした。」
と語っており、「24点法に差し替えた結果、差し手が変わって菅井五段の研究が無駄になった」という疑いが濃厚になってしまいます。
 
一般マスコミにまで取り上げられ、ニュースになっている電王戦が、運営の不手際で茶番になってしまっていたという疑いは避けたいところでしょう。

Q.結局対局はどうなるの?

A.旧やねうら王との対戦になった