就活の選考でライアーゲームやらされた(再掲)
http://blog.livedoor.jp/roadtoreality/archives/51486670.html
ルール
- 1.会場には8人の就活生がいて、【7並べ】をする。
- 2.8人全員に3億円(普通の紙が1枚1億)が渡された。1億払えばパスできる。
- 3.カードが6枚ずつ配られる
- 4.各自そのカードは数字が全て連番に揃っている。マークは必ずバラバラ
例1:ス6、ハ5、ダ4、ク3、ス2、ハ1
例2:ハ8、ダ9、ク10、ス11、ハ12、ダ13
- 5.順番にカードを出して行くんだけどAorKを出せた人は2億円が貰える
- 6.パスができない(つまり1億円持っていない)と脱落
- 7.全員が1枚orパスで出し終わる→休憩15分→再開 の流れ。ただしゲーム開始時に15分の休憩あり。
- 8.二次選考に進むためには6億円以上必要
- 9.脱落したやつのカードは場に出される
先手必勝?
自分はハートのAを持っている人間だと仮定する。
まず、開始で即行K側の人間を1人くどく。
「カード全部くれ。3億やる」
これは相手が即勝ちになるので、断られる理由が無い。
直後に大声で「A側のカード持ってる人間集まれ。必勝だ」と宣言する。
とりあえず話だけでも聞けと言う形で集めれば、まぁ断られないだろう。
そして、A側の4人で結託して、A側カードのスートを揃える。
それぞれが、ハートだけ、クラブだけ、スペードだけ、ダイアだけを持っている状態にする。
(自分だけは、K側のスートばらばらのカードを6枚持っている)
この取引は、断られる理由が無い。
全員平等であり、かつ全員が「パスの恐怖からの解放」を得られるから。
さて、この状況でA側チームには9億と、8億分の換金確定Aと、2億分の換金確定なKがある。
(Kは、K側全員の自滅を待てば絶対に換金可能)
総資産19億。4人が勝ち残るには24億必要なので、あと5億を手に入れる必要がある。
K側のチームには、9億の現金と、換金不可能(あなたがK側カードを持っているので)な6億分のカード。
試験監督の心証
ここでいったん話を区切り、このゲームにおける大きな欠陥について説明する。
場に存在する資産の合計は、(3億+2億分のカード)×8=40億である。
つまり、最大で6人が勝ち抜けでき、4億余る計算になる。
1人で5億分の資産を持つため、1人がゲームを放棄すると、6人勝ち抜けできるところが5人になってしまう。
すなわち「1人の意思でゲームを(一部だが)壊せる」というのがこのゲームの欠陥である。
本来、そういう態度にはペナルティを課さなければならないが、就職活動なので「命をもらう」とかはできるわけがない。
なので「負け方しだいでは、二次選考に進める可能性がある」としなければ困る。
よって「試験監督の心証も大事」としておこう。
心証問題による交渉
話を戻す。
K側はどうがんばっても、1人を勝ち抜けさせることしかできない。
A側が持ちかけるのは「K側でじゃんけんをし、勝った人だけ助ける。その代わり、負けた人達はカードとお金を全部渡すこと」という提案である。
※プレイヤー側での決めごとに拘束力があるものとする。
そうしないと「俺のカードを1億で買ってくれ」というトレードすらできない。
なぜなら1億を受け取った時点で、カードを渡さず契約を破棄すればいいので。
このA側の提案は、本来であればK側にメリットは無い。
K側だけで話し合ってじゃんけんをし、余ったお金なりカードは廃棄すればいいからだ。
しかしその行為は「負けプレイヤーがゲームを破壊する行為」であると説く。
そんな行為は「試験監督の心証」が悪くなる。
既に負ける側に立ってしまった以上、ゲームを荒らすか潔く散るかしか選択肢はない。
よって、K側のじゃんけんが行われ、最初に抜けたK側と、A側全員と、じゃんけんに勝ったK側。計6人が勝ち抜けとなる。
先手7割5分以上勝!
K側のゲーム破壊があったとしても、A側には19億の資産がある。
3人勝ち残るので、じゃんけんすればとりあえず7割5分で勝ち残れる。
K側が交渉に乗ってくることも十分ありえるので、結構な割合で勝利できるのではなかろうか。
83.3%戦略
リンク先のほうにでているが、6人でチームを組むのは一番勝率が高い。
6人で総資産30億。これをじゃんけんで5人に分配。
結果として5/6=83.3%の確率で勝ち残れる。
私の戦略は75%超だが、83.3%を超えられるかというと微妙なラインだ。