下請けプログラマとしての推測

発注元から「仕様を変更しろ」と言われた。
※27点法から24点法への変更をドワンゴが命じてきた
しかし、従来のやねうら王では対応ができない。
リンク先の平岡さんは

・局後学習を搭載しているやねうら王にとっては、24点法への対応は難しいとのことでしたが、

 局後学習結果をクリアすれば、技術的には旧バージョンでも新バージョンでも簡単です。(先程確認したメールによると)

 局後学習結果をクリアすることで、また一から局後学習することになり、

 指し手が変わることにクレームが付くことを懸念したとのことです。(先程確認したメールによると)

とおっしゃっています。
当然棋力も落ちてしまうでしょう。
※メールとは、やねうらおさんと平岡さんとのメールです
 
そこでやねうらおさんは、大きくわけて3つの提案をしたようです。
 
(1)直せないので27点法のままというわけにいかないか?
(2)局後学習結果をクリアすれば24点法に対応できるが、棋力は落ちる。それで良いか?
(3)別件で作ってたまったく違うソフトがある。棋力は同じくらいだし24点法にも対応できる。こちらを使うか?
 
プログラマとしては常識というか、これ以外無いという選択肢の提示です。
さすがシニアエンジニアといった提示です。
 
結果、(3)を選びました。
ドワンゴが。ドワンゴが。ドワンゴが。
 
なるほど。
確かに事の顛末を知れば、やねうら王だけ大幅な変更
他のソフトは24点法にしただけの小さな変更と言えなくもない。
やねうら王だけ特別と言えなくもない。
プログラマ脳で言えば、24点法対応しただけでレギュレーション違反だと思うんですけどね
 
つまり、結局のところありがちな話だったということです。
 
事前説明を聞いて了承のハンコを押しておきながら、いざ説明通りの挙動を体験したら「思ってたのと違う。開発側のせいだ」とゴネる糞発注元。
ドワンゴがそういう糞発注元だったということです。
二度と仕事請けたくなくなるレベルのね。