03/01のやねうら王差し替えは、そもそもバグ修正以外もやっている

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20140315

Q) あなたは佐藤紳哉六段のPCのやねうら王を勝手に差し替えたのですか?

A) ドワンゴさんを通じて佐藤紳哉六段にはアポイントを取っていただきましたし、そのときにバグを修正したバージョンに差し替えること自体は、ドワンゴ側と佐藤紳哉六段との了承は得ています。(だからこそPVの撮影班がいたわけでして…) また、その2,3日ほど前に「27点法から24点法への修正」の依頼がドワンゴ側からありました。「1週間後に提出したバージョンから変更しないはずだったのに?」と思いましたが、電王トーナメント自体は今回が始めてのイベントですからそういう調整も致し方ないのかなと思いました。

そもそも24点法への変更はドワンゴから命じられた義務だったようです。
この段階で指し手が変わってもなんら不思議はありません。
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20140227#c1393510021

yaneurao 2014/02/27 23:07
↑24で思い出したのですが、今日、ドワンゴの電王戦の責任者の方から電話があって、「本番は入玉に関して24点法を採用するのでヨロシク!」みたいなことを言われました。わははは…。いまから実装してきますorz..

しかも2日で対応。
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20140227#c1393567501

↑将棋連盟とドワンゴとの話し合いにおいて、24点法に対する将棋連盟側の強い要望があったそうです。

やねうら王では、終盤まで学習させてそれをDBに保存しているため、27点法が24点法に変更になりますと、27点法で入玉勝ちの局面でbestmove winを送ってしまう可能性があるため、後半のほうの指し手のクリアなど、何らかの修正が必要になります。他の開発者にはどうであれ、やねうら王的には大変な変更でした。

そもそもは将棋連盟が要望したこと。

ただまあ、この修正による指し手の性質に及ぼす影響は皆無だと判断できると思うので、昨年の電王トーナメントのときのバージョンの指し手に限りなく近いと言っていいのではないでしょうか。ですので、まあ電王戦の趣旨には反しないと私は思うのですが。

やねうらおさんが保証するのは、あくまで「指し手の性質
DB(参考棋譜)の一部を除去するのだから、当然関係する局面で「指し手は変わる」
 
また、佐藤六段は

本人を家に上げて、本番用のソフトを入れ替えるという作業を認めたということで、すごい脇が甘い部分はあったのかもしれませんが

と、どうも将棋連盟が提案&修正させた24点法への変更そのものを知らなかった様子?
ドワンゴは何やってたんでしょうね?