「俺の目を見てボクと言え!」感想レビュー

そんなラノベがありまして、ボクっ娘好きを明言している私としては買って見たわけです。
 
そりゃラノベですから。
いい歳した大人が読むものじゃないですから。
期待は一切してなかったですよ。会話のネタになれば良いかなーくらいで。
はい。思った通り面白くなかったです。
 
面白くないこと自体は別に構わないのですけどね。
ニッチなところ狙っておいて、ニッチな人を満足させないってのが意味わからないですね。
作中にボクっ娘出てこないんですよ。
どういうことなの。
ヒロインはオレっ娘なんですけど、そいつが昔ボクっ娘だったわけでもない。
 
そもそも。
主人公は誰彼かまわず女の子に「ボクって言ってください」とお願いしてまわるわけなのですが、一人称がボクならボクっ娘扱いというポリシーはいかがなもんなんでしょうね。
私はボクっ娘好きですけど、アイドルマスター菊地真ボクっ娘としては別段好きじゃないですよ?
ボクって言えばいいってもんじゃない。
 
一応、主人公のお願いを聞いてくれた女の子が、ボクっ娘らしくふるまうページが3ページほどあります。
で?
 
文句はともかく、不思議でしょうがないんですよ。
こんなタイトルで、こんな枯れ果てたニッチなところを狙い撃ちしたのに、作者は別段ボクっ娘好きでも無さそうですし、ボクっ娘を描きたいわけでもない。
不思議でたまらない。
なんでこんな作品書いたんでしょう?
趣味でもなければ、お金も儲からない。誰のどんな思惑で作品化されたのかさっぱりわからない……。
 
美澤千歳のような素晴らしいボクっ娘が出てくる作品、誰か教えてくれないですかねー。