「最強ハッカー VS 最強セキュリティプログラム」誤解編集されまくりで、セキュリティー会社側への誤解が酷い件

なんというか、これは酷い。
『PCに隠された画像ファイル。ハッカーは時間制限内にPCにネットワークから侵入し、探し出せるのか』というお題。
 
誤解を招きまくって、はちまではこんなタイトルに
フジ『ほこ×たて』のハッカーvsセキュリティプログラムが酷すぎると話題に ファイル名を変えるという暴挙に出て終了wwwww
http://blog.esuteru.com/archives/7165752.html
 
さて、どう誤解かと言いますと。
ハッカー侵入中」とテロップが当てられている場面はハッカーの侵入を防いだ場面」
ハッカーが侵入を諦めて、ディレクターにソーシャルハッキング(会話でパスワードを聞き出す)するが、その場面カット。
用意されたPCが「WindowsXP」SP当ててない版。
SSHもRDPも公開状態で勝負させられている。
しかもログインIDとパスワードが同一文字列。
セキュリティー側は「TrueCryptの暗号化ドライブを作り、そこに画像ファイルを隠した」のだが、なぜか放送では「(画像)ファイル名を変えた」と解説。
 
そしてハッカーが諦めたのを、まるで「セキュリティー側がルール違反の酷い手を使ったから、ハッカー側が付き合いきれなくなって呆れて諦めた」かのように誤解させている。
 
そりゃ「ファイル名を変えた」とテロップ当てられたら、大半の視聴者は「ハッカーは画像のファイル名しか教えられてないのに、探すの不可能になるだろ。ルール違反も良いところだ」と誤解し、ハッカー側に同情的になるだろうよ。
 
Twitterなどを見ると、ある程度PC知識のある人間が、軒並み誤解させられている。
セキュリティー会社側としては、TrueCryptの利用など至極まっとうな方法で防ぎ切ったのに風評被害もいいところだろう。