危ない! スマートフォンは情報漏洩の温床だ 違法アプリから次々とあなたの個人情報が発信されている JBpress(日本ビジネスプレス)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5104

モバイルでは個人情報公開が大前提

引き続き、モバイル界隈での個人情報のお話。
ここを見ている人の大半がリアル友達なのでご存知であろうが、私は携帯電話を持っていない。
その理由の1つが、先日と今日お話ししている個人情報問題である。
 
モバイル界隈は、何か便利に使おうとすると「個人情報の公開」が大前提なのだ。
 
道案内サービスでは現在位置を送信するし、写真をアップロードすれば写真に位置情報が埋め込まれている。
サイトにアクセスすればIDをぶっこぬかれ、意味不明なダイアログに同意すると電話帳やアドレス帳を盗まれる。
 
マスコミ業界人が自分の子供にTVを見せないように、私は私や私の子供にモバイルを持たせたいとは思わない。

PCはどうなの?

当然、私が大好きなPCでのインターネットでも色々情報はぶっこぬかれている。
Googleで検索すれば、検索ワードとともにIPも記録される。
しかし、IPは不変ではない。
好きな時に捨てることができ、過去のIPと私個人を結び付けるにはプロバイダーからの情報開示が必要である。
 
もちろん、IPを変えないまま、個人情報と強く結びついたアカウントにログインとか、そんな馬鹿な真似はしちゃ駄目よ。
例えばGoogleアカウントにログインしたまま、人に知られたくない検索ワードで検索するとかね。
 
とまぁ、PCのほうは自分で制御ができる。
Googleを信用しているなら、別にログインしたまま検索してもいいだろう。
Googleは俺になんか興味無い」という考え方だ。
これもまたアリだと思う。
そして、PCのほうはその選択権がユーザーにある。
ここがモバイルとPCの差だ。
 

三者アプリにアカウント情報入力しちゃう男の人って…

フリーのTwitterクライアントツールに、自分のIDとPASSを入力する人ってちゃんとそのツールがTwitterサーバー以外には通信していないのを確認しているのかね?
PCならちょっとしたフィルターツールで楽勝だが、モバイルだとどうしようもない。
 
モバイルで「第三者リリースで、アカウント情報の入力が必要なツール」を使っている人は、無防備マンもいいところです。
アカウントハックでもされて泣けば?

日本人家畜化計画

日本の携帯アプリは、基本的に「アプリをダウンロードしたサイトと同じドメインにしかアクセスできない」ようになっている。
これは第三者アプリで公式サイトの情報をぶっこぬかれる危険性を排除する面で有用であった。
 
危機管理能力の無い日本人を、企業が導いてあげる。
という形は、日本の土壌にマッチしている。
ビバ!ガラパゴス携帯!というわけだ。
 
しかし「利便性」「国際化の流れ」に負けて、野良サイト含めてIDをばらまき始めた後は、ひどいもんである。
 
MixiFacebookをまねて爆死したのは当然の流れだが、ガラパゴス携帯はすでにその道を先に歩いていたのであった。

解き放たれた日本人

今のモバイルは「自己責任」という免罪符のもとに、安全性など微塵も考えていない端末を売りさばいている。
 
これは、Mixi全盛期ににている。
何も知らない小鳥が流行りのMixiで、犯罪自慢や顔写真アップ。本名や住所を公開していた。
この時PCオタクは思ったはずだ。
「あいつら、正気じゃねえ!!」
当然あちこちで事件が頻発し、ばらまかれたくない情報がばらまかれ、沢山の人に黒歴史が生成された。
 
それでもMixiはアカウントが増えれば良かったので無視した。
 
今のモバイル業界も同じで「これが世界標準です」「かっこいいよ」「便利だよ」とガンガン売り込みをかけている。
同時に「世界標準のセキュリティー意識教育」ほどこして欲しいもんだ。
でも気にしない。
ガラパゴスから脱出したよ!俺カッコイイ!」とかはしゃいじゃってる小鳥が、鷲に食われようが鷹に食われようが知った話ではない。
問題は、そんな小鳥のお友達である。

お前は売られたんだよ。馬鹿な『お友達』になw

iPhone同士で無料通話できるアプリ『Viber』が凄い! これを使えば通話料節約 - ガジェット通信

http://getnews.jp/archives/89545
今ホットなこのアプリ。
こんなアプリ、やばいってレベルじゃねーぞ

Linux/CGP作業メモ » viber

http://blog.isnext.net/issy/archives/tag/viber

あなたのアドレス帳情報が、平文でインターネットを駆け巡る!
到着先も信用ならなければ、途中経路も信用できない。
こんなアプリを入れてしまった友人がいるのなら、今すぐに自分のアドレスを消してもらうべきだ。
いや、もう遅い。
あなたの友達は「俺が無料で電話したいおwww」という欲望のために、あなたの個人情報を代価として支払ったのだ。
あなたの個人情報は、友達の手によって売り払われたのだ!