ロックマン9 野望の復活!! 感想

クリア

とりあえずクリアしました。
クリア時間は2時間4分と記録されましたが、途中で放置ネジ稼ぎしてたので実質もっと短かったのかな?
どうも操作不能時間はカウントされないようで、実時間では放置時間をのぞいて2時間半。
ロックマン4も購入からクリアまで2時間半でしたから、FC時代と同等と言えるでしょう。

結論

ロックマンファンなら買い。

演出的な作りこみ

まず言いたいのは、素晴らしいFCロックマンだということ。
ドット絵や、パレットアニメーションなど、FCの制限を(ほぼ)きちんと守った上での見せ方に凝っています。
わざわざレガシーモードとして「スプライトがちらつく表現」まで再現するオプションを用意する気の使いよう。
 
効果音もきちんと使い回し。マグマバズーカのチャージ音がヒートマンと同じなのはいいですね。
 
ボスを選択した後のカットイン、ワイリーの眉毛、8ボス再戦など、基本をおさえています。
唯一…。

システム

ロックマンシリーズの難易度を大幅に下げてしまった「スライディング」「チャージロックバスター」は削除されています。
一番近いのはロックマン2でしょう。
ロックマン2は歴代最高傑作と言われていますから、これを元にするのは良いことです。
 
ネジシステムがあります。1UPとかE缶とか買えるのでアクション苦手な人はどうぞ。
ステージセレクト時、画面一番下の家の形をしたアイコンを選択すれば行けます。(気付かない人多いみたい)
ある程度うまい人なら、手間が省けるエネルギーバランサー(武器エネルギーをとった時に、現在の武器エネルギーが満タンなら他の武器のものが回復する)をお勧め。

難易度

難易度はそこそこ。
どのステージも初見クリア可能。ボスは1度死ねばパターンを掴めるでしょう。
ボスの動きも、たいていは歴代通りちゃんとパターン化されており、覚えアクションとしてキチンと作られています。
苦戦したのはプラグマンくらいでしょうか。本体の動きがパターンではなくランダムで、ショットの軌道法則も1度の死亡じゃパターンに気づけないかも?

システム的な作りこみ

ちょっとホーネットが便利すぎ。
画面内のアイテムを壁を越えて拾ってきてくれるのですが、おかげで高台のアイテムとるためにラッシュコイル使う必要がないし、アイテムある代わりに難易度高いルート行かずとも、簡単なルートの方から壁越しにアイテムとれるし。
 
ジュエルサテライトも強すぎ。
歩いても強制解除にならないリーフシールド。(ボタンによる発射もあるし、耐久力や貫通力も同等)
プラグマンのステージなんて、シールド張って歩いていればボス手前の門番まで敵が皆無と同等の状態になる。
スタークラッシュやスカルバリアー涙目。
 
基本的に各種武器の使い道が少なすぎ。
ロックバスターだけでいい。
とは言っても、名作である2だってメタルブレード一択でしたけど。

設定

期限が切れるとロボットが廃棄されるという設定はいかがなものか。
時系列の順でいくと、ロックマンはとっくに廃棄ロボットになってしまう。
家庭用ロボットを除くと解釈しても、ガッツマンやファイアーマンが廃棄されちゃう><

唯一…

反転ネタバレ。

髑髏マークのワイリー面の後、ワイリーが逃げて隠し髑髏マークが出るのがお約束でしたが、今回ありません。
他のお約束再現度が高いだけに、なぜだと思いました。