《ちいさなメダル》に見る、手段と目的の取り違え

例えば《ちいさなメダル》ってもんがある。
あれって「貴重品をユーザーに渡す」というのは手段であって、目的ではないよね。
「町の中を探索することに対してのモチベーション維持」のために作られたシステムだと思うのですよ。
DQ1の頃って、町の人が少なくて、ほぼ全員が重要な情報をくれました。
でもDQ4くらいから、ストーリー重視なこともあってそうでは無くなってきたんですよね。
町の雰囲気付けのために用意される町の人っていうのが増えてきた。
そうなると「めんどくさい」と感じる人も出てくるわけですよ。
その対策に《ちいさなメダル》をちりばめておく。
そうすれば、町を隅から隅まで歩き回ることに実利が出て、そのついでに町の人に話かけるくらいはやってくれそうだ。
堀井さんさすがっすね。
だからさ。後半になってから《ちいさなメダル》が超簡単に無制限に手に入るドラクエ11ってさ。
スタッフが本来の目的を勘違いしちゃってると思うんですよ。