同じ広告収入目当てでも企業サイトはOKで、個人ブログだからダメな理由がわからない。ブログへの広告掲載について考える。

http://cards.hateblo.jp/entry/blog-ad-dame/
面白い問題が転がっていたので。
筆者の方は「結局わからん」としめているのですが、私が思うにそれは「俺でもできる感」だと思います。
 
長文を書くのも、現地行って写真撮るのも、金をかけた体験レポも、「やろうと思えば俺でもできるようなことで金儲ける気か」「俺なら無料でやってやるよ、その程度の情報提供くらいよ」というのにつながっていると思います。
2chレスをまとめるのも、ゲームの攻略記事を書くのも、商品の比較記事を書くのもです。
 
ド素人には無理なコンテンツだったとしても、その道をかじっているアフィ嫌いから叩かれるのは避けられません。
アフィ嫌いには多種多様な人が居るわけですから仕方ないですね。
 
一方、企業のページは「俺(=一人)では絶対に実現不可能なコンテンツ」が掲載されているわけですから、批判されづらい。
そんなところではないでしょうか。
 
話は変わりますが、リンク先に貼られているリンク先にて「アフィ貼って何が悪い。誤クリック狙って何が悪い。Adblock使ってる奴なんてコンテンツだけ欲して対価払わない万引き野郎だ」と主張しているページがありますね。
いわゆる炎上商法でしょうけど、頭がいっちゃってますね。

  • 強制的に別ドメインへアクセスさせるページは、悪質なウイルスページと大差がない。別ドメインのコンテンツへのアクセスについての安全性を保障し、障害発生時の保証をする気はあるのか?(ないんだろ?)
  • HTMLをどう解釈しどう表示するかは、ブラウザ、ひいてはそのユーザーの自由だ。
  • 広告転送にかかるパケット料金を、誰が払うと思っているんだ?

ぶっちゃけ、誤クリック狙いの広告とか、JavaScriptを使った強制広告ってウイルス作成罪が適用されてもおかしくないのでは?

人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録

とありますから、BINGOっぽいのですが。
あくまでアフィの小銭が入る程度の被害だから見過ごされてますが、これが「何かしら大きな被害を与えるページへの誘導だったら」と考えれば、明らかに犯罪ですよねぇ…。
実際、広告先は別ドメインですから、ある日そのドメインが別会社に買い取られて、ウイルスページへのリンクに差し替わっていたとしても何の不思議もないんですけどね。
その時、アフィ貼ってる人は完全に犯罪者ですよね。その覚悟があって「自サイトへのアクセスユーザーに、無理やり別ドメインサイトへのアクセスを強要する」なんて行為をやってるんですかねえ??
 
最後はちと飛躍した話になりましたが、ネットブラウジングの安全性は「アクセス先ドメインへの信頼性」で成り立っています。
やれやれ…。なんのためにinnerHTMLやiframeに厳しい制約が課されてると思っているのか。
なんのためにWindowsXPのSP2で「アドレスバー無しポップアップウインドウであっても、強制的にアドレスが表示されるようになった」と思っているのか。
 
そのうち「別ドメインコンテンツはデフォルト非表示」とかブラウザ側が対策し始めますよ?
一方、今禁止されてないから合法!って感じでヤンチャしちゃう子は好きなんですけどね。私はどうせカットしますけど。
ヤンチャを重ねた結果、安全なものができあがるんですよ。うん。
 
みなさんは、ブラウザ上で大切な「何か」をする時、必ずアドレスを見るようにしてくださいね。
「目的と合致したURLで、かつHTTPSが使われている」のでなければ、信頼してはいけません。
ページデザインがそれっぽいとか、HTTPだけどURLがそれっぽいとか、そういうのは信頼してはいけませんよ。