虚構新聞の問題点。騙される奴が馬鹿とかそういうレベルの話じゃないぞこれ

リンク先タイトル:虚構新聞だからデマでも許されますって思ってる奴今すぐ死ね
http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20120515/1337015051
これは酷い。
何が酷いかって、コメント欄が酷い。
どう考えても今回の件は虚構新聞が悪いと私は思う。
 
ざっと説明すると、虚構新聞が「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」というネタ記事を書き、それがTwitterで拡散して大騒動。
騙される奴が悪い、騙された奴顔真っ赤wという、完全に斜め上にズレた論調で「またTwitterでバカったーww」とかそんな話になっているわけです。
 
昔からちょくちょく虚構新聞のネタを見て笑っていたが、最近の虚構新聞はこんな酷いことをしているのかと呆れ果てた。
確かに虚構新聞は昔から、記事のページを見ればどう考えてもネタという作りをしてくれている。
それは間違いない。
 
だが今の虚構新聞にはワンタッチでTwitterでつぶやく機能が記事においてある。
それでつぶやいた場合、つぶやきのどこにも虚構である旨が書かれないのだ。
これは酷い、酷過ぎる。
 
一般人は記事のタイトルだけ見て、記事へのリンクはクリックしないのが普通だ。
そんなもん常識だ。
自分の行動を考えてみても分かるだろ?
ネタサイトのリンクを全部クリックするか?
クリックしないのが普通だから、クリック率をあげるために、どこもかしこも過激なタイトルをつける。
クリック率をあげるためのハウツー本だっていくらでもある。
 
つまり「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」なんていう面白くもなんともない記事タイトルをつけられたら、いちいち記事なんて読まないわけだ。
たんに「橋下ww馬鹿やってんなぁwww」でスルーされて、見た人ほとんどの橋下市長への評価が下がっておしまいだ。
橋下市長にとってはたまったもんじゃない!
 
だから「リンク先見れば嘘だって分かるだろw」という論調はお話にならない。
 
これが許されるなら、ありとあらゆるデマタイトルで相手を貶めて、リンク先を「嘘です」というページにしておけば良いということになる。
そんなわけねーだろ!
 
だいたい「お前ら」って、「バラエティー番組ですから100%本当だというのを保証するわけではありません。で、今韓流が大ブームです」っての大嫌いなんじゃなかったの??
 
虚構新聞Twitterつぶやきリンクの文章に「ネタです」などの一文が入るように改正すべき。ネタと知った上でもつい見たくなるような面白い記事とタイトルを書くことこそ、虚構新聞の目指す道のはずだ。