なぜ引きこもりはプライドが高いのか。

http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20051018#p1
http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20051021#p1
おもしろいコラムだったので紹介。

「大人になる」ということは、偶然性の世界を受け入れ、自分が特別でないことを受け入れていくことである。これは、つらいことである。

分かります分かります。
私もガキの時分には、人より優れていると何となく思ってたもんです。
自分の言ってることは正論で、間違っていないとか。
この日記がROの話題で盛り上がった時、「ああ、社会に出たことないと企業の論理も分からないんだ」と痛烈に感じました。(別にこれは、ただたんに年齢の違いですから馬鹿にするとかそういう意味合いは含みません。概ね年齢順に社会に出るのですから。年齢は十分なのに働いてない人は知らね)
企業相手に正論振りかざしても、企業はドン無視するなんて分かりきってることです。
 
引きこもりが台頭したのはネットが原因だと強く思っています。
ネット上では大企業の社長も、部屋の片隅で蠢いてるヒッキーも、小学生も立場が同じになります。
つまり「俺の意見は正しい」と思ってる限り(主観的には)負けることがありません。
社会に出れば、社会的立場の優劣でどうみても負けです。
国際司法裁判所に出ない限り負けない」と無視を決め込む国みたいなものです。
 
先日とある場所で「俺中学生だけど人生悟った」とか入ってる糞ガキを見かけました。
「今までどんな悪事も揉み消してきたし、俺すげえ」とか言ってましたが、どう見ても生暖かく見守られているだけです。本当にありがとうございました。(このフレーズも相当早く寂れそうですなぁ)
ええい、近くの大人はぶん殴ってでも更正してやれ。小中学生からネットになんて住まわせてるんじゃねえ!
 

だから多く人はこの強度に耐えるために、誰かを愛するのである。恋人、子供のために、働き、生きていかなければならない。恋人、子供にとっては、ボクは特別なのだ、ということだ。

昔、彼女に「『私のために働いて』と言ってくれ」と頼んだことがあります。