ハヤテのごとく!が相変わらず面白いわけです。
面白いかといわれれば、普通に面白いと応えます。
この普通は、絶望先生で言われた「いい意味では使われない、普通」ではありません。
例。
「その漫画おもしろいの?」
「んー…普通?」
こういうのではありません。
今まで漫画が積み上げてきた手法。例えば4コマ漫画の基本は「起承転結」といった、そういう歴史的裏打ちのあるセオリーにのっとっている(ように見える)のです。
最近逆にこういう「普通」の作品をあまり見ません。
何かしら特徴を持たせ、別の作品と差別化を計ろうとします。
そんな中、基本に忠実なハヤテのごとく!は、なんというかドラゴンクエストみたいな面白さです。
だってこの作品、どこが面白いのかと問われても応えられませんから。
 
ところで、そういう作品としてもう一本。GS美神をあげておきます。
椎名高志さんもストーリーの組み立てや演出が、ハイクオリティーで基本的です。
以前椎名さんが質問に対してこんな感じに応えてました。

質問「どうすれば先生みたいな格好いいシーンが描けるのですか?」
椎名「無理に奇抜な手法を使う必要はないよ。集中線や網掛けといった基本的な手法も、組み合わせることによって様々な威力を発揮するんだ」

非常に感銘を受けた覚えがあります。
 
kanokeはハヤテのごとく!と、椎名先生の新連載を物凄く応援しています。