ガンドッグ プレイレポート001

[追記]
これの続きになる、レポート002はこちら
http://d.hatena.ne.jp/kanoke/20050605
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昨日はガンドッグというTRPGをプレイしてきました。
 
世界災害によりテロが頻発するようになった世界で、ガンドッグと呼ばれる傭兵として働くゲーム。
4人でチームを組み、私は『隊長ではないが一番年齢が高く経験豊富』という実に好みな立場に。
 
私のキャラクター名はドズル。(名前はガンダムあいつだが、外見はDeathNoteのアイバーの顔にでかい傷って感じでよろしく!)
37歳。
192cmを誇る巨漢で、日本人である隊長をイエロモンキーと呼ぶためだけに、急遽ロシア人からアメリカ人に変更した玄人傭兵だ。
裕福な暮らしをしていたが、スリルを求めガンドッグとなった
美しい妻と娘を持つ幸せ男のはずだったのだが、周りのプレイヤーからのチャチャ入れのせいで妻とは仕事のせいで離婚。娘の親権を取られ娘と会えるのは月に一度という設定に。
「来月娘と会える日は、娘の誕生日なんだ…。このミッションが終わったらプレゼントを買いにいかなきゃな…」というバリバリの死に台詞を吐くキャラへと変貌した。
別段出てくる予定はなかったので、妻や娘の名前は決めずスタート。
 
1話目のチュートリアルミッションを難なくこなした我々は、2話である「シージャックされた豪華客船を制圧する」というミッションへ挑んだのだった。
プレイヤーは皆思った。
(あ、この船最後に爆弾で沈むな…)
侵入してすぐテロリストの一人を捕らえる。
人質の居場所を吐かせたのだがここで私が一言。
私「GMGM。ちょっといい? そいつが持ってる乗客名簿を見て俺は叫びますよ。『な!なにぃ!この船にシャーリーとアイリスが乗っている!!奥さんと娘ね
GMシナリオの設定勝手に増えたー!(一同爆笑)」
自らを窮地に追い込むドズル。
 
その後順序良く制圧を進め、最後の難関。
人質の捕まっている部屋の強行制圧。
ドズルはダイス目が走りまくり、クリティカルや大ダメージを連発。これぞ家族愛のなせる技!!
相手の銃弾をくらったかと思ったらダメージが1まで減少したしな!
そして無事テロリストを全滅させた。
 
GM「君達は無事人質達を助けたわけ…」
私「(遮って)そこでアイリスが俺に気づき近づいてくるわけですよ。『パパー!』そしてそれを抱きしめる俺。『アイリス…』で、その後ろからシャーリーが俺に近づいてくる。そして俺の頬を叩いて言う。『まだ……。こんな危険な仕事をしているのね……』
一同「一人芝居始まったー!(爆笑)」
GM「だがそこに船長が来て言った『この船にはまだ時限爆弾が設置されてるんだ!脱出用ボートは全部壊されてる!早く解除しないと!』」
一同「やっぱりかい!(笑)」
 
船底に向かう一同。
ガンドッグには爆発物の解体などにかなり精密なルールがある。
時間の経過。作業の進み具合がきっちり決められている。
そしてガンドッグキャラクターがあっさり死ぬゲーム。爆弾が爆発したらチームも乗客も全滅だろう。
ドズルは爆発物技能のプロフェッショナルのため解体作業にあたる。
だが時限爆弾の残りカウントはあまりに少なかった。
 
私「最後の解体作業…。(ダイスを振る)失敗!」
GM「これでまた時間が進んだ。もう時間があと1リミットしかない。次が最後のチャンスだ
私「確率は半分程度…。くそっ!しょうがねえな!(ダイスを振る)……失敗…」
一同「全員死んだー!?」
私「死んだか…。じゃあそこで最後にですね。(映画的に言うと)音楽が止まって白い画面の中に幸せそうに笑うアイリスの姿見えるんですよ」(一同爆笑)
GM「(笑いながら)そ、それだ!(笑)最後に特別にチャンスをあげよう。そこで君は娘の愛ゆえにもう一度だけ判定していい」(一同爆笑)
私「いいのかよ!(笑)じゃあもう一度だけ………………緊張して振れねぇ!ええい、行くぞ!(ダイスを振る)」
 
 
そして時限爆弾は…。00:00の数値を指し…。その機能を停止した。
 
 
GM「君達は港へとついた。すごい騒ぎだよ。大事件だからマスコミなんかも殺到している。君たちは英雄だろう」
一同「おー。報酬も高かったしいい仕事だったな」
GM「そして迎えてくれた依頼人が、さらに手際の良さを褒め称え追加報酬までくれた。『すごいなお前たちは。これからもよろしく頼むぞ』そしてこのシナリオは終りょ……
私「ちょっと待った。港でシャーリーと私が会話をします
一同「また一人芝居キター!(爆笑)」
私「シャーリーが複雑そうな表情で言うんですよ。『ドズル…こんな危険な仕事はやめて私たちと…』でそれをさえぎって言う俺。『シャーリー。それ以上言うんじゃない。アイリスは勿論大事だ。だが俺は沢山の人々を救う力をもってしまった。アイリスのことはお前に頼みたい』で、それを静かに聞くシャーリー。『安心しろ。俺もまたすぐに遊びに行く』駆けてくるアイリス『パパ!まもってくれてありがとう』」
 
 
ドズル『なぁに。やらせはせん。爆弾ごときに俺の家族をやらせはせんよ』